MIA(Management In Action) とは
MIAとは、「マネジメント・イン・アクション(Management In Action)」の頭文字をとった通称で、故・小野正孝によって創設されたプログラムです。実践経営とも訳されますが、ここでは親しく 「エム・アイ・エー」 と呼んでいただきたいと思います。
マネジメント・イン・アクションとは、自分自身と自分の企業、あるがままの姿を前提にし、常に現状から一歩前進するために、自ら行動目標をつくり、その目標を一つひとつ確実に達成していくための「学習プログラム」としてつくられたものであり、同時に、経営者としての資質の向上を目指す活動の「総称」です。
はじめに
今、日本の社会は大変革期。次々に起こってくる厳しい現実に将来展望が出来ず、国民は自信喪失に陥り、混迷を深めている。何を信じたらよいのか? 果たして日本の将来に明るい展望はあるのか、不安が先に立って明確な目標がつくれません。
こんな時には、MIAの「企業の生々流転」を参考にしたらどうでしょうか。物事を静止の状態で見るのではなく、過去・現在・未来という流れの中でとらえるのです。
日本の社会をこの「生々流転」の発想にあてはめれば、次のようになります。
戦後の壊滅的な社会・経済から立ち上がっていった時代を「創生期」とし、常に右肩上がりの成長時代を「発展期」とすれば、今は明らかに「成熟期」の時代だと把握することが出来ます。「成熟期」には次なる期、「衰退期」の不安が忍び寄ってくる。この不安が今、国民の自信喪失につながっているのだと思います。なぜ万物は生々流転する運命にあるのか、また、それぞれの期にはどのような特徴があるのか、ということについては本文にゆずるとして、生々流転の「期」が変わると、従来の常識まで通用しない構造変化が起こることをまず認識する必要があります。
したがって、今日本に起こっている変化は、単なる不況などというものではなく、生々流転の全く新しい体質変化なのです。このことを念頭に置いて、私たちは自らあらゆる分野で変化に対応する行動目標をつくるべき時にあるのではないでしょうか。
目標が明確になれば、かつての明治維新・戦後改革が大きな成果を上げたように、大変革期を国民が総動員して乗り越え、新しい時代を築く力が湧いてくる。その力が日本にも私たちにもあると信じて良いのです。
厳しい現実から逃避することなく、過去にとらわれず、現状あるがままの姿を認めて、そこから新しい目標を作り出していく、そんな作業が今必要だと考えます。
この点、MIAは常に現状を前提にスタートするプログラムです。
今こそMIA発想が必要なとき、と考えます。
さて、この「MIA概要」は、MIAプログラムの原点を語るものとして作成しました。
完成されたMIAプログラムはそれ自身が一つの体系となっているが、その原点となったのは長野市出身の小野正孝氏です。
その小野先輩が逝去されたのは1975年11月14日、42歳の若さで早世してしまいましたが、MIAの基本発想は、すべて小野正孝氏によるものです。
したがって、MIAを理解するには、まず小野正孝氏を知らなくてはなりません。
今までMIAの副読本とも言える「もう一人の自分を育てる」「MIA KNOW HOW HANDBOOK」などを出版し、それぞれに小野正孝論を取り上げてきました。 しかし、今回のように小野さんの発想の原点とそれがいつどのような状況で生まれてきたのかということをまとめて語ったことはありません。一度は語り残しておくべきだと考え、今回ここで取り上げました。
より多くの「MIA人間」が〈復活〉することを祈って・・・・。
2009年1月 今井清二郎
新着情報
2010年 5月30日:MIA四日市イベントのお知らせをアップしました。
2010年 3月16日:MIA全国大会、ご参加有難うございました。
2010年 1月20日:MIA全国大会お知らせをアップしました。
2009年 7月 1日:MIAのウェブサイトをオープンしました。
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